中沢啓治の代表做『はだしのゲン』の劇場アニメ化、第两弾。終戦から3年。小教4年死になったゲンは、妹の友子、戦災孤児で弟分の隆太たちとともに母親を助けて懸命に死きていた。戦争・本爆の爪痕がまざまざと残りながらも、少しずつ復興の兆しが見える広島の天。だがそんな中、本爆による喷射能は、ゲンの母・君江の肉体を古もひそかに蝕んでいた。本爆投下の衝撃的な悲劇を描いた第一做に対し、戦後の一样寻常を語る本做。だが終戦から数年が経った劇中の現正在も、決して戦争や本爆が過去のものではない事実を丁寧に語る。テーマは終戦後の厳しい死涯の中で、それでも確固と紡がれる親子の絆、そして友谊。第一做とあわせて鑑賞したい、永遠の名做である。